バシャール


『未来は、えらべる!』というバシャール×本田健さんの対談本から、
ソウルメイトとパートナーシップの一部を抜粋させていただきました。


※バシャール はオリオン座近くの惑星エササニに住んでいるとされる宇宙存在です。
ダリル・アンカによってチャネリングされ、広くそのメッセージを伝えています。



パートナーシップについて訊きたいと思います。ソウルメイトというか、
素晴らしいパートナーはどのようにして見つけたらいいんでしょうか。
バシャール まず人間関係の目的を理解しなければなりません。
どんな間柄であっても、人間関係の目的は全部同じです。
すべての人間関係において、あなたの相手となる人は、あなたがより自分らしくなっていくための「鏡」として存在しています。

みなさんが「ソウルメイト」と呼ぶ相手を見つけるもっとも簡単な方法は、まず何をおいても、自分自身との関係を強化することです。
たとえば「パートナーがいないから自分には価値がない。自分には何か欠けているんだ」と思ってパートナーを探すと、その「欠けている」とか「価値がない」という感覚を反映するような相手を引きつけることになります。

けれども、あなたの中にある本当の喜びや情熱を追求して、ひとりでいても満たされている状態になると、そのレベルの喜びやハーモニー、満たされた感覚などを反映する相手を引き寄せられるのです。

この惑星の人は、ときに自分が好まないような周波数の人を引きつけることもありますが、それは、「自分はこういう波動を好まない」ということを学び、どのような波動が好みなのかということをはっきりと知るためです。


先ほどの自分自身との関係を強化するとは、具体的にはどんなことでしょう。
バシャール それは、「自分の物質次元の意識と、高次の意識のバランスをとる」ということです。
ソウルメイトを引き寄せる前に、ふたつの意識のバランスをとって、まず自分自身との関係を完全なものにする必要があります。

この惑星の多くの人がソウルメイトを理想化し、ロマンティックなものとしてとらえています。
しかし、いま関わっている人がどんな相手であろうと、自分が学ぶべきことをその人から学んでいる限り、少なくとも関わりのある期間中は、その相手は「ソウルメイト」なのです。
みなさんは、そこをまったく見過ごしています。

たとえばある人が、ソウルメイトとして関わる相手を引きつけたとしましょう。
でも、その相手との間でまったくチャレンジがなく、学びや成長がないかというと、決してそんなことはありません。
また、あなたがどんなに成長したとしても、さらなる学びや成長は、まだまだたくさんあります。
ソウルメイトは、「自分の成長をさらに助けてくれる人」なのです。

もっと厳密に言えば、私たちは「自分自身との関係が完成されていなければ、ソウルメイトを引き寄せられない」と言っているのではありません。
でも、少なくとも、「自分自身との関係を完成させたい」という意思がなければ、その部分においてあなたを助けてくれるようなソウルメイトを引き寄せることはできないでしょう。

ですから、自分との完全な関係を持つことに抵抗していると、ソウルメイトが現れるのをはばんでいることになるのです。わかりますか。


ところで、日本には、男運がない、女運がないので一生独身だというような考え方があります。スピリチュアルなレベルから見て、今回の人生ではシングルでずっと過ごすように決まっている人もいるんでしょうか。
バシャール はい、ときにはそういう場合もあります。
そういう人生を選ぶ魂もあります。


でも、本人がパートナーがほしいと心から思ったら、それを変えることはできるのではないかと思います。実際はどうなんでしょう?
バシャール もともとの計画の修正はできます。
その人が今回どんなテーマを探求しようと決めてきたかにもよりますが。
ただし、「なぜ修正したいのか」はクリアに見る必要があります。
人によっては、怖れから計画を修正したいだけかもしれません。
必ずしも、「これが自分の本当の目的でありテーマだ」と思って、修正したいのではないかもしれないからです。

また、パートナーを得ることを最終目的にしてしまうと、多くの人が混乱します。それは、ゴールではありません。
本当の自分とつながって、情熱を行動に移していれば、その結果としてパートナーとは自然に出会えます。

本当の自分とつながって、ソウルメイトを引き寄せるエネルギーが自分の中にあることを知り、真実の喜びを心から表現していれば、ソウルメイトを引き寄せることをゴールにしなくてもよくなるのです。
そういう人は、ふさわしいタイミングでソウルメイトと出会えることを知っているからです。

皮肉なことに、みなさんがソウルメイトを必死になって探せば探すほど、また、ソウルメイトを見つけるのをゴールにすればするほど、実際にソウルメイトが現れるまでに時間がかかってしまいます。

なぜなら、先ほど言ったように「ソウルメイトがいない私には何かが欠けている」と思って一生懸命探すのですから、「欠けている」という波動が外に出て、欠けていることを反映した現実が訪れるのです。


ということは、いまの自分にすごく満足して、大好きなことをしながら充実した人生を送り、是が非でもパートナーがほしいという気持ちを手放せば、相手はスッとやってくるということでしょうか。
バシャール 一般的にはそうです。
その人が、パートナーを見つけないという選択をしているのでなければ。
けれども、そういうケースはとてもまれです。
なぜなら人生とは、本来、さまざまな関係を結び、さまざまなものを反映させることによって成り立っているのですから。
誰もが、より真実の自分になっていくことを学ぶために、最適な相手を引き寄せる能力を持っているのです。